先月号に引き続き、気候変動による温暖化と環境の問題を取り上げた。鳥飼香代子さんの「樹木で道路を覆ってほしい」(8頁)は樹木を活用した街づくりへの提案である。桑原とも子さんの「森の楽園づくり」(4頁)は山の環境づくりへの新しい取り組みだ。共に興味深い内容である。★その他、異常気象に関しての記述は冨永和信さん(63頁)や、前田一洋さん(68頁)の中にも見られ、今年の夏がいかに異常であったかがうかがえる。身体の不調を訴える人も多いなか、来年のことを考えるとゾッとする。★流域の人々が待ち望んだSL人吉が帰って来た。今は人吉駅前広場のフェンスの中にあり一般の人々は立ち入れないので、表紙の写真はフェンスの隙間から撮影した。間近に見学できる一般公開の11月18日が楽しみである。(ま)